自治研センター・関市・岐阜大学共同研究報告書「関市のまちづくりの現状と課題」(2022年3月発行)
関市の成り立ちと人口の動向 |
関市の地域委員会について(旧関市内を中心に) |
地域自治組織と地域おこし協力隊の相互関係性に関する検討 — 岐阜県関市を事例に — |
関市まちづくり協議会(民間団体)について |
関市との関わりと高校〜大学での活動 今後の関市について |
関のまちづくり団体として NPO 法人ぶうめらんの取組み |
まちづくり市民会議について |
関市自治基本条例と運用 |
地方議会改革と議員報酬に関する一 考察〜関市の取り組みに寄せて |
岐阜地域における「性の多様性」に関する取組みの現状—先陣を切った関市につづく展開を期待して |
関市の自然環境と希少生物の保全 |
岐阜県関市は国際的にも刃物の町として知られてきた。平成の大合併で旧武儀郡の 5 つの町村と一緒になって、V 字のユニークな市域となった。刃物以外を含めて製造業は好調であるが、人口の減少は続いており、特に周辺の中山 間地域でそれが顕著となっている。また、市役所の移転後の本町商店街では空き店舗が目立つが、本町 BASE やせき テラス、古民家をリノベーションし新しくできた「あいせき」などの拠点が出来てきている。 岐阜県地方自治研究センターは、昭和 53(1978)年に発足して以来、県内各地で起こってきた問題や取り組みの 調査研究を続けてきた。さらにその取り組みを強化するために、自治体、大学と連携した調査事業を企画し、その最 初のものとして、今回の「関市における地域づくりの現状と課題」をまとめた。