岐⾩県地⽅⾃治研究センター

第138号 2024年6月17日 発行

道標

子安英俊 = 自治労岐阜県本部中央執行委員長/岐阜県地方自治研究センター副理事長

特集

非正規地方公務員をめぐる自治体の方針に関する考察 ─総務省調査を中心に─

山本公徳 = 岐阜大学地域科学部教授/岐阜県地方自治研究センター研究員

本論文では、総務省による非正規公務員に関する全国調査(2020年)を用いて、自治体ごとの非正規公務員「活用方針」の違いを類型化することを試みた。活用に積極的か消極的かの違いと共に、積極的な場合でも短期・短時間職員の活用を志向するか否かの違いがあることが浮かび上がった。

報告1

自治研センターによる岐阜大学での協力講座をふりかえる

三谷 晋 = 岐阜大学地域科学部准教授/岐阜県地方自治研究センター研究員

地域レポート1

高山市の合併後の財政状況と今後の課題

小井戸真人 = 高山市議会議員

地域レポート2

山県学園構想について

奥田真也 = 山県市議会議員

報告2

「次世代エネルギーと高山市の町並み」をテーマに現地視察を開催して

センター事務局

表紙の写真

当センターでは5月21日に高山市を訪れ「奥飛騨温泉郷中尾地熱発電所」の視察を行いました。その時のスナップ写真です。この発電所では活火山「焼岳」を熱源とする新穂高温泉・中尾地区の地熱資源を利用して『地熱発電』の取り組みが行われ、地元の中尾温泉と共存共栄を図っています。背景に見えるのは標高2898mの「笠ヶ岳」。県境がない岐阜県内の単独の山としては最も高く、全国にいくつかある笠ヶ岳の中でも最高峰です。また、高山植物の宝庫としても有名です。(写真/センター事務局)