岐⾩県地⽅⾃治研究センター

第139号 2024年10月21日 発行

道標

渡辺嘉山= 岐阜県議会議員/岐阜県地方自治研究センター副理事長

特集1

働き方改革としての非正規公務員問題 ─ 公務員志望者激減の中で

上林陽治 = 立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科特任教授

公務員志望者の激減や若手職員の離職、採用内定の辞退、専門職の不足が深刻な問題となっている。非正規公務員問題と正規公務員の現状について、人事管理全般にわたる課題を指摘している。 (2024年6月22日に開催したセンター第47回総会記念講演より)

特集Ⅱ

公務員の弁償・賠償責任 ─ 岐阜市の事案に関連して

三谷 晋 = 岐阜大学地域科学部准教授/岐阜県地方自治研究センター研究員

岐阜市において職員に対する損害賠償事案が発生した。今回は職員への弁償・賠償責任について説明した後、岐阜市の案件について、岐阜市報告書、組合報告書、監査報告書、をもとに検討をした。

地域レポート1

岐阜市における環境保全に向けた取り組みについて

石原宏基 = 岐阜市議会議員

地域レポート2

大垣市おける家庭系ごみ有料化制度の導入について

小原一喜 = 大垣市議会議員

報告

協働研究「各務原市のまちづくりと市民活動の現状と課題」について

センター事務局

表紙の写真

鎌倉時代から室町時代にわたり、山田庄(現 在の郡上市大和町、八幡町・白鳥町の一部)を中心に一帯をおさめた領主一族・東(とう)氏は武士でありながら優れた和歌を詠んだ歌人で中でも東常縁(とうのつねより)は、『古今和歌集』の解釈等を伝える「古今伝授の祖」として文学史に名前を刻みます 名勝・東氏館跡庭園、国史跡・東氏館及び 篠脇城を含め、東氏ゆかりの文化遺産がある一帯を「古今伝授の里フィールドミュージアムとして整備、開園したのは平成5年。以来、和歌・短歌を基盤にした「歌のまちづくり」を進めています 和5年には、地元の小学生が出演する創作 オペレッタ「東氏ものがたり」をオール郡上で制 作し、今年も 月に上演されます。地域の歴史文化、まちづくりが次世代へと受けつがれます(提供/郡上市・古今伝授の里フィールドミュージアム)