岐⾩県地⽅⾃治研究センター
2023年11月27日活動報告

【岐阜大学協力講座⑤】蒲勇介さん(NPО法人ORGAN理事長)から「世界自然遺産を通じての地域との連携」

岐阜大学協力講座の第5回目(11月21日)は、NPО法人ORGAN理事長の蒲勇介さんを講師に迎え「世界自然遺産を通じての地域との連携」というテーマで講義を受けました。

2015年に長良川の鮎が世界農業遺産に認定されました。蒲さんは「長良川流域に残る伝統文化やなりわいなど流域の全体性が世界的に残すべきものとして認められた。岐阜の人は『岐阜には何もない』と言うが、魅力あるもはたくさんある。その価値や課題を主体者が伝え切れずに途絶えてしまったものもあるが、この地域で最高の業が培われていたことを掘り起こして付加価値化し、未来に継承する持続可能なまちづくりを進めたい」と語りました。観光マネジメントに止まらず、伝統文化の後継者の育成、行政への提言もORGANの活動のひとつです。

また、講義の前週(11月14日)には長良川の鵜飼の気候変動適応をテーマに、蒲さんがロイター通信の取材を受けた記事が全世界に配信されたことを紹介いただきました。

長良川の鵜飼の気候変動適応をテーマに、蒲さんがロイター通信の取材を受けた記事が11月14日に全世界に配信されたことを紹介いただきました。下記からご覧いただけます。

次回11月28日、第6回の講義は「観光の変化とこれからのまちづくり」。講師はカンダまちづくり株式会社取締役の田代達生さんです。