2025年10月16日活動報告
【2025岐阜大学協力講座①】 「普通の公務員の日常について~自身の事例をもとに~」吉田純也さん(美濃加茂市産業振興部環境課・ローカルSDGs推進室)
10月14日の第1回目のゲスト講師は美濃加茂市役所職員であり地域科学部の卒業生である吉田純也さん。「普通の公務員の日常について~自身の事例をもとに~」というテーマに、市職員を志したきっかけ、これまでの配属先での経験、仕事の中での課題・将来展望、吉田さんが考える地方自治について語っていただきました。
「市町村などの基礎自治体職員の醍醐味は、市民に最も近い立場で働けること。業務の中では大変なこともありますが、それもやりがいです。幅広く市政に関われることも魅力であり人事異動により色々な部署を経験することで視野が広がる。異動は自分自身のスキルアップのチャンスだと私は考えています。
行政にしかできない、市民の生命や環境、地域文化を守る役割を担うことにも誇りを感じます。
公務員になることがゴールではなく、公務員として何をするのかが大切です。安定性にとどまらず『公務員の働き方に憧れる』と言ってもらえるような職業にすること――それは私たち職員の使命だと思います。
地方自治の本旨は『まちづくりの主役は市民=私たち』という考え方にありますが、自分たちのことを自分たちで決めるために、どう“自分ごと化”していくか――その意識こそが、より良い地域をつくる原動力になるのではないでしょうか」
現場で活躍する先輩としての言葉が心に響く時間となりました。

次の講義は10月21日。講師は高山市議会議員の小井戸真人さんです。
