岐⾩県地⽅⾃治研究センター

第137号 2024年2月15日 発行

道標

筒井和浩 = 日本労働組合総連合会岐阜県連合会会長/岐阜県地方自治研究センター副理事長

特集1

「東濃渇水」と愛知用水、導水路 ─ 流域管理の柔軟化に向けて

富樫幸一 = 岐阜大学地域科学部名誉教授/岐阜県地方自治研究センター理事長

渇水対策として徳山ダムからの導水路が必要だというが、愛知用水と東濃用水を制約してきた 水力発電の歴史的問題を回避している。電力過剰の時代に入り、柔軟な水利権の運用が求めら れている。

特集2

パワハラ行為を理由とする分限免職処分はどこまで許されるのか

河合 塁 = 岐阜大学地域科学部教授

本論文では、長期間にわたり暴言、暴行、ひわいな言動等を繰り返していた消防職員に対する分 限免職処分を、最高裁が有効と判断した事案を取り上げている。本事案を素材として、自治体職 員はパワハラに関して何に留意すべきか、考えてみたい。

地域レポート1

岐阜県の市販薬のオーバードーズの現状と対策について

伊藤英生 = 岐阜県議会議員

地域レポート2

岐阜市における自動運転実証実験について 

富田耕二 = 岐阜市議会議員

報告

協働研究「岐阜市のまちづくりと市民活動の現状と課題」について

センター事務局

表紙の写真

愛に包まれるまち、Anpachi町の観光ス ポット「安八百梅園」は、100種類以上、12 00本以上の実梅・花梅がご覧いただけます。 全国でも屈指の品種の多さを誇り、早咲きから 遅咲きまで開花時期が異なる梅は、1月下旬か ら3月下旬まで香りを楽しめます。4月には、 町の中心を流れる中須川に約1000本の桜が 花開き、桜花爛漫な桜並木を歩きながら見るの もこの季節の醍醐味です。