【岐阜大学協力講座⑥】田代達生さん（カンダまちおこし株式会社）から「観光の変化とこれからのまちづくり」

岐阜大学協力講座の第6回目（11月28日）は、カンダまちおこし株式会社代表取締役の田代達生さんを講師に迎え「観光の変化とこれからのまちづくり」というテーマで講義をしていただきました。

田代さんは銀行での勤務、大学院での研究、ライフワークであるまちづくりの経験を活かして、いま、「ローカルにまわる経済をつくること」を手掛けています。

講義は知る人ぞ知る岐阜のグルメ「天ぷら中華そば」の紹介からスタート。その後、田代さんが関わってきた観光地域づくりの紹介(観光協会の実態含む)、コロナ後の観光政策の方向性、最後に民間からみた行政の観光政策について等話していただきました。

「外からのマネーを稼ぐ力」「観光化しないことで観光地になる逆説的発展」「行政がやるべきか、民間かすべきなのか」といった講義の中の小テーマでいくつか講演ができそうな内容が盛りだくさんで、鋭い指摘が随所にありました。

今回は観光がメインのお話でしたが、その「まち」に住む人々の暮らしぶりにも言及がありました。「シビックプライド」という言葉も登場しました。これは「まちづくり」について語っていただいた田代さん、蒲さん、吉成さんの講義での共通項です。

次回、12月5日の講師は岩瀬千絵さん（清流の国ぎふ移住・交流センター）。東京で岐阜県への移住相談を受ける相談員。「岐阜の魅力発信と移住実務」というテーマでの講義です。