岐⾩県地⽅⾃治研究センター
2024年1月19日お知らせ

【岐阜大学協力講座⑨】三谷晋さん(岐阜大学地域科学部准教授・岐阜県地方自治研究センター研究員)から「政策法務の可能性―二つの基本条例について」

岐阜大学協力講座の第9回目(1月16日)は当センターの研究員でもあり岐阜大学地域科学部准教授の三谷晋先生から「政策法務の可能性―二つの基本条例について」というタイトルで自治基本条例と議会基本条例についてを講義をしていただきました。

それぞれの条例が持つ意義ををはじめ、日本で初めて北海道のニセコ町で自治基本条例が、同じく北海道の栗山町で議会基本条例が制定された背景、条例には「市民との協働」が込められており全国各地に制定の広がりがある状況も伺いました。

一方でそれらの条例に異議を唱える人もいることや総務省が町村議会のあり方について検討を始めていることなども聞きました。

そして、住民参加の発展性、団体意志の適正化、市民性の向上といった点から2つの基本条例を考えることで「どうしたら意識高い系住民がうまれるか」、それが課題に出されました。

10月の講義で高山市議会基本条例について小井戸真人さん(高山市議)から学びました。この後1月30日の講義では「とても特色がある」と三谷先生から紹介のあった関市の住民自治基本条例について前市長の尾関健治さんを講師にお招きします。

協力講座も残り2コマ。

1月25日に行われる第10回目の講義は「地方公務員の職場環境」について、自治労岐阜県本部中央執行委員長であり自治センター副理事長を務める・子安英俊さんを講師に迎えます。